『充血とうっ血』『創と傷』

充血とうっ血

心臓から送り出される血液を動脈血という。

酸素を多く含み鮮紅色である。

 

心臓に戻ってくる血液を静脈血という。

炭酸ガスを多く含み暗赤色である。

 

それでは充血とうっ血の違いとは?

 

充血とは組織、臓器内を流れる血液の量が過剰の状態をいい、動脈よりの血液が多量に入ったものを狭義の充血という。

 

うっ血とは静脈血の還流が障害されて静脈血が組織や臓器にうっ帯した状態をいう。

 

ゴールデンウィークの初めに、たくさんの人が行楽地へ出かけるため交通機関が混雑している状態が充血。

みんな酸素を多く含み鮮紅色である。

 

ゴールデンウィークの終わりに、たくさんの人が地元へ帰るため交通機関が混雑している状態がうっ血。

みんな炭酸ガスを多く含み暗赤色である。

 

 

創と傷

創と傷。

 

どちらもキズだが違いがある。

その違いとは。

 

創は皮膚の連続性が保たれていない。

ようするに血が出ている状態。

 

傷は皮膚の連続性が保たれている。

内出血していることはあっても、皮膚の表面に血は出ていない状態。

 

なるほどね~と思っても数日経つどっちがどっちだか分からなくなる。

 

そこであの映画。

そうそうあの映画。

『SAW(ソウ)』である。

血がドバドバ出てくる映画。

私はスプラッターは嫌いなので最初のやつを見て以来、続編は見ていない。

そんなことはどうでもいい。

 

『SAW』を思い出せば間違えることはない。

 

創(SAW)は血が出ている。

傷は血が出ていない。

 

これでバッチリ。