骨粗鬆症はカルシウム不足で起こる病気、と思われがち。
これ間違い。
骨の成分にはコラーゲンがある。
カルシウムやリンはこの網の目のように張り巡らされたコラーゲン繊維に沈着する。
骨粗鬆症は骨芽細胞(骨を作る細胞)の活動が低下することによりコラーゲンの分泌が減少し骨基質の形成がおさえられ、カルシウムやリンの沈着が障害され骨折しやすくなる病気である。
ちょっとややこしい。
コラーゲンで作られている土台が少ないのでカルシウムを摂取してもひっつく場所がありませんよ、ということ。
骨芽細胞はエストロゲンというホルモンにより活動が高められコラーゲンを分泌する。
女性は閉経するとエストロゲンの産出量が急速に減少するので男性よりも女性の方が骨粗鬆症になりやすい。
そのほか、骨粗鬆症が起こる原因としては
極度の運動不足
栄養失調
ビタミンC不足
老齢のための骨基質形成不全
などがある。