札幌の本屋にて

当たり前の話だが、何にでも名前がある。

 

お釣りを入れるお皿、釣り銭皿という名前ではない。

『カルトン』である。

何かしっくりとこない。

『カルミン』はお菓子の名前である。

 

この前、本屋へ行きレジでお金を払った。

1万円札で払ったのだが、今までの経験上このあと起こるであろう事態が予測でき少し気分が落ち込む。

まず商品が手渡される。

ここは良い。

問題はこの次。

お札数枚に、レシート、それからポイントカードに何かの割引券、そして一番恐れていた小銭、これらをカルトンの上にドバッ。

もう、てんこ盛り。

小銭が取りにくい。

この日は後ろに誰も並んでいなかったので、ゆっくりとこれらを財布にしまったのだが、後ろに列ができていたら、ちと焦る。

小銭だけでも直接手に渡してくれればだいぶ時間短縮になると思うのだが、せっかくまとまっている小銭をカルトンの上にばらまく。

この店員は嫌がらせをしているのか!?と勘ぐってしまう。

 

何かもっと取りやすい便利なカルトンはできないものであろうか。

いや、そもそもカルトンを使わず手渡ししてくれればいいだけの話かもしれない。

 

ここにきて『カルトン』にも少し慣れてきたなぁ。

 

続・札幌の本屋にて

 単行本や文庫本などを買うとサービスでブックカバーをつけてくれる。

一見とても親切なサービスのように思えるのだが、日曜日など混雑している時、このブックカバーをつけるという作業はレジの前に行列をつくらせる一つの要因になっていると思う。

 

1冊、2冊ならまだよいのだが、10冊位まとめ買いしたお客さんの本全部にブックカバーをつけてやっている。

これはレジでお店の人がつけてやらなければならないのだろうか?

ブックカバーを本と一緒に袋に入れて家に帰ってからお客さんが自分でつければ良いのではないか?

 

ブックカバーは外で本を読む際、本を汚さないためや、人にどんな本を読んでいるか知られないためなどにつけていると思う。

しかし外で本を5,6冊いっぺんに広げて読む人などいない(たぶん)。

普通は1冊ずつ読んでいく。

ならば本を1冊読み終えたら、ブックカバーを外し新しい本につければ良いのではないか?

全部の本にブックカバーをつける必要はないと思うのだが。

 

レジの横にかっこ良いブックカバーやかわいらしいブックカバーを置き販売すれば、資源の節約にもなるし本屋も儲かるというもの。

ブックカバーのサービスは無くても良いんじゃなかろうか。