肩こり・腰痛の原因と解消法

肩こり・腰痛の原因

慢性的な肩こり・腰痛の原因としては血行不良が最も多いのではないかと思います。

 

筋肉を長時間緊張させた状態にしていると、血流が滞り疲労物質が溜まってきます。

 

この疲労物質が肩や腰に痛みを引き起こします。

 

何かに集中したり没頭したりすると、ついつい長い時間同じ姿勢をとり続けてしまうということは誰にでもあることでしょう。

 

体は疲れているのに精神的な満足感を得ていると、あまり疲れを感じず気づかないまま疲労が蓄積され、重度の肩こりや腰痛になる場合があります。

 

血行不良以外の肩こり・腰痛の原因としては骨や内臓の疾患が考えられます。

 

発熱をともなう、どんな態勢をとっても痛みが変わらない、痛みが日増しに強くなる、痛む場所が一定しない、胸や腹部にも痛みがある、めまいや耳鳴りがする、手や足が痺れる、などの症状がある場合は必ず病院へ行きましょう。

 

肩こり・腰痛の解消法

慢性的な肩こり・腰痛を解消するには筋肉を動かすことが一番良い方法だと思います。

 

同じ姿勢を長時間続けていると、血行が悪くなり疲労物質が溜まり痛みが発生します。

 

筋肉を動かすことによりポンプ作用が働き、血液やリンパ液とともに疲労物質も流れていきます。

 

ここでいう筋肉を動かすとは腕立て伏せや腹筋、背筋をすることでも、ジョギングや何かスポーツをすることでもありません。

 

何も負荷をかけず肩周りや腰周りの筋肉をただ動かすだけです。

 

15分位同じ姿勢を続けたら、30秒位でいいので肩や腰の筋肉を動かす。

 

たったこれだけのことで、肩こり・腰痛の解消と予防につながります。

 

一日何回と決めずに、コリが強いうちは癖のように動かすのがいいと思います。

 

まずは朝起きたら肩や腰を動かし寝ているうちに溜まった疲労物質を流しましょう。

 

ストレッチは硬くなった筋膜をやわらかくし関節可動域を広げ、けがの予防などにつながりますが、溜まった疲労物質を流すという目的においてはストレッチよりも筋肉を小刻みに動かすほうが良いと思います。

 

ベストは両方やることですね。

 

しかし筋肉を動かしたりストレッチをするだけでは、どうしてもとれない頑固な肩こりや腰痛があります。

 

しつこい肩こり・腰痛とトリガーポイント

筋肉は力を入れると縮み、力を抜くと元の状態に戻ります。

 

しかし筋肉を長時間収縮させていると力を抜いても元に戻らなくなる場合があります。

 

そして筋肉の硬直がさらに進むと筋線維が短縮し、ビー玉位のしこりができてしまうことがあります。

 

このしこりは筋肉の伸長を妨げ関節の可動域を制限し、押すと鈍い痛みを生じます。

 

また神経痛や関節痛などを引き起こす原因にもなり、痛みを引き起こす引き金という意味からこのしこりはトリガーポイントと呼ばれます。

 

慢性的な肩こり・腰痛を抱えている方はこのトリガーポイントができてしまっているかもしれません。

 

トリガーポイントは筋肉が部分的に強固に収縮してしまっているので、運動やストレッチだけで解消することは難しいです。

 

取り除くためには、トリガーポイントを見つけ出し直接もみほぐすのです。

 

トリガーポイントは揉めばすぐになくなるというものではなく、また力を加えると痛みを生じるので、痛くて気持ちいい位の強さで継続的に揉むのが良いと思います。

 

そして筋肉を動かすことも忘れずに行い、血行を良くして肩こり・腰痛からオサラバしましょう。