『ゆかいな誤変換』ヨシナガ:イースト・プレス
『恐怖の味噌汁』
「お母さん、今日の味噌汁の具、なーに?」
「今日は麩のお味噌汁よ」
今日麩の味噌汁
恐怖の味噌汁
『悪の十字架』
男は買い物をしよとスーパーへ出かけた。
しかしシャッターが閉まっていた。
今日は休みなのかと思い、看板を見て男はつぶやいた。
「なんだ、開くの10時か」
開くの10時か
悪の十字架
小学生の頃聞いた、ゆかいな誤変換話だ。
それではこの本に書かれている誤変換で、上記のような話を作ってみたいと思う。
『獰猛な犬男』
私は彼と遊園地へ行き、高所恐怖症の彼を無理矢理ジェットコースターに押し込んだ。
ジェットコースターはゆっくりと動き出し、レールを上って行く。
そして急勾配の一番上にたどり着いた時、彼は「怖い」と叫んだ!
彼は怖いと叫んだ
彼は怖い土佐犬だ
『キットカットは宇宙にある』
半年ほど前、タカシはサッカー選手を目指すか、サラリーマンになるかで悩んでいた。
「タカシのやつどうするか決めたかなぁ?」
「いや、まだきっと葛藤中だ」
まだきっと葛藤中だ
まだキットカット宇宙だ
誤変換で会話をしてみる。
「丘まで行きます」
「早くしないと置いてかれるよ」
↓
「オカマで生きます」
「早くしないと老いて枯れるよ」
なんかどっちとも会話が成立しているっぽい。
「敗者は去るのみ!」
「彼ったら、いつも冷めた意見ばかり」
↓
「歯医者は猿のみ!」
「彼ったら、いつもサメ体験ばかり」
猿体験だとよかった。
「僕らはまだ子供だ」
「僕らは10代半ばだろ」
↓
「僕らはマダコ共だ」
「僕らは重大なカバだろ」
タコとカバ、どっちだ!?
「恐れながら申し上げます」
「貴様、俺にはむかう気か!?」
↓
「恐れながらも牛あげます」
「貴様、俺にハム買う気か!?」
噛み合ってないが、なんか惜しい。
「僕と海に行かないか?」
「一昨日来やがれ!」
↓
「木刀見に行かないか?」
「音と生きやがれ!」
剣の道よりも音楽家を目指せ!
「今日ケンカした君のことばかり考えてる」
「あなたと結婚したい」
↓
「狂犬化した君のことばかり考えてる」
「あなたと血痕死体」
クレイジーカップル。
アンジャッシュなら面白いメールの誤変換コントを作れそうだ。