硬いおしりは要注意
硬いお尻は、腰痛、股関節痛、膝痛の原因にも
みなさんのお尻は硬いでしょうか?柔らかいでしょうか?
あまり意識したことがない方がほとんどだと思います。
「お尻なんか硬くてもいいじゃないか」と思っている方もおられると思いますが、お尻が硬いと腰痛や股関節痛、膝痛などの原因になる場合があります。
お尻の筋肉は歩いたり、走ったり、跳んだりしたときに、地面からくる衝撃を和らげる車のサスペンションのような働きをします。
しかしお尻が硬いと衝撃を吸収できず、その衝撃は腰へといき腰の負担が増えます。
その負担が蓄積されると腰まで硬くなり、腰痛が発生します。
また、お尻の筋肉の多くは脚の骨に付着しているので、お尻の硬さはそのまま股関節の動かしにくさになります。
胡坐をかくような動作のときに動かしにくさや痛みを感じることがあるかもしれません。
太ももを胸に付けることも困難になります。
腰や股関節に運動制限が起きると、それを補うために膝が酷使され、やがて膝も痛めてしまいます。
肩こりや首の痛みなどで悩んでいる人も、ひょっとするとお尻の硬さが原因になっているかもしれません。
お尻の硬さは体のバランスを崩し、肩や首にも悪影響を及ぼす場合があります。
坐骨神経痛を発症するおそれもあります
お尻が硬くなってくると神経や血管を圧迫し、脚に痺れが生じてくる場合があります。
お尻から脚にかけて痺れが生じる状態を坐骨神経痛といいます。
腰椎のヘルニアや狭窄症が原因で坐骨神経痛になることはよく知られていることだと思いますが、お尻の筋肉が硬くなって坐骨神経痛を発症する人も沢山います。
かく言う私もお尻の筋肉の硬さから坐骨神経痛を発症させてしまいました。
そのことは「坐骨神経痛 体験記」に書いていますのでそちらをお読みください。
硬いお尻は下肢の冷えの原因にも
足先が冷たく靴下を重ね履きしている人もいるかと思いますが、その冷えの原因もお尻の硬さからきている可能性があります。
お尻には下肢につながる血管や神経が通っています。
お尻が硬いとこの血管や神経を圧迫し冷えや痺れ、ダルさを引き起こす原因になることがあるのです。
とくにデスクワークや長時間クルマを運転されている方などは、硬いお尻がさらに椅子で圧迫されるので足が冷える傾向が強いです。
このように、お尻の硬さは体に様々な悪影響を及ぼす原因になるので「お尻なんか硬くたっていいじゃん」などと侮ってはいけません。
お尻を触ってみて硬いなぁと感じた方はぜひ一度、当店にお越しください。